かご内ファン(クロスファン)のフィンガーガード製作

こんにちは、サンライズweb担当です。

オリジナル製品の設計・開発を行っています。当社は送風機・ファンを使った製品が得意ですが、送風ユニット周りのちょっとした追加工や部品の追加なども依頼を受けることがあります。
エレベータの籠室上部に設置される「かご内ファン」のガードについてお話しいたします。エレベーター上部には換気扇やファンがついています。夏場の暑いときに作動させて空気の循環を行います。軸流ファンタイプもありますが、クロスファンタイプが主流になります。クロスファンは一定の範囲に均一な風を送ることができ、静音・大風量なのが特徴です。

クロスファンは通常装置や機器内に組み込まれて使われることが多いため、危険防止のフィンガーガードはついていません。エレベータのかご内ファンとして使われる場合は、設置・メンテナンス作業員の安全のためガードが欲しいとの要望を受けてガードを製作しました。

かご内ファン(クロスファン)のフィンガーガード製作

クロスファンの図面と現物を確認しながら作図をしています。
取り付け穴の位置と寸法が間違っていなければ大丈夫です。

材料は0.8t SUS430 ♯400にしました。材料選定は、用途・求められる仕様で決めますが、今回のように、人の指が入らないガードを作って欲しいという設計者の裁量に任された案件は、自社の調達しやすい材料でできるだけ安価に作っています。鉄は安いけど塗装が必要なので、、、

こういったあったらいいなの加工部品を小ロットから供給できるのが当社の強みです。板金、切削品は金型代などの初期投資が掛からないことが多いのでお気軽にご相談ください。

それでは、今回はここまでにします。